FUJI 3A PROJECT/FUJIターザン

オオカサゴケ　Rhodobryum giganteum

本州以南の暖かい地方に分布するハリガネゴケ科の植物で、半透明の美しい葉が傘のようになり、自生地では林の土の上などに群生し、地中を長く這う地下茎から直立します。
直径20〜25mm程度、茎の長さは3〜6cm程度で、半日陰〜日陰の腐植質、湿潤地の環境で育成。乾燥には極端に弱く、空中湿度が必要となり、乾燥を防ぐためにハイゴケやシノブゴケなどで表土を覆い、水辺や水しぶきがあたるような場所での育成が適します。
湿性ですので水のやりすぎの心配がなく、テラリウム内で湿度が安定して維持できれば、適度な光量の室内管理は容易です。
アクアリウムでの水中化も可能で、その場合は葉の直径が１０ｍｍ程度にまで小型化。水中育成には強光量、CO2添加を推奨。生長は遅いので藻類の発生に注意を要します。

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